例えば、会社のロゴを作りたいと考えた時。こんなふうに思いませんか?
- なるべく多くのデザイン案から選びたい
- 異なるテイストの案から選びたい
当然のことだと思います。ずっと使っていく、大切なロゴです。
「A案か B案のどちらかから選んで」なんて、二択を迫られて選ぶようなものではありません。
また、「出された案がどれも似たようなデザインで、選びようがない」というのもいけませんね。
多くの異なるテイスト案から選びたい。
そう考えた時、「コンペを開いて、◯社から◯案を集める」方法があります。
しかし、何度も説明して、案を出してもらって・・・考えただけでも大変で、費用も高くなりますよね。
1社に頼んで、複数のデザインが来たら
多くの異なるテイスト案から選びたい。
これが、1社に依頼するだけで叶うとしたら、どうでしょう?
- 希望を伝えるのは1回で良い
- たくさんのデザイン案が出てくる
- 異なるテイストのデザインから選べる
意図をわかってくれているデザイナーが、「こんな感じは?」「はたまたこんな感じも?」と、いろいろな角度から提案してくれる。あなたはそれを見て、好きなように意見を言ってくだされば良いのです。
VECTOR DeSIGNでは、このように「多くの異なるテイストを提案する」ことを心がけています。
その方が、お客様の選択の幅が広がり、手間も省け、より良いものが出来上がるからです。
[実録1]こんなふうに提案します
実際に、どのような案をどのくらいご提案するのか、事例をもとにご紹介します。(お客様に掲載許可をいただいております)
1方向性をヒアリング
ロゴデザイン(岐阜市の藤垣会計事務所様)での事例です。
お客様へのヒアリングで、以下の方向性が決まりました。
- 未来へ飛び立つ飛行機を入れたい
- 事務所名と未来(Future)の頭文字Fを形取る
- 色は既存のホームページに合わせる
ほかにも、事務所の展望や大切にされていることなど、お聞きしました。
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2デザインのご提案
7案のデザインをご提案しました。多過ぎても分からなくなるので、このくらいの数が妥当と考えています。
各案の提案シートを作り、コンセプト・ねらいを書き、封筒やホームページに入れた時のイメージをお作りしました。
それぞれの案に、飛行機やFの文字が入っています。お客様が大切にされている「未来を描く」ことを表現しました。
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3修正・完成・展開
お客様はかなり迷われました。事務所のスタッフの方々に多数決を取るなどして、2つの案に絞られました。
事務所名の書体も、「もう少し強め」「もう少しだけ太く」など、細部まで納得できるよう修正を重ねました。
そして完成したロゴがこちら。
完成したロゴは、事務所案内・メルマガヘッダー・クレドカード等、さまざまなアイテムに展開されています。
▼事務所案内
▼メルマガヘッダー
▼クレド(理念)カード
[実録2]キャッチコピーの提案
デザイン以外、例えばHPタイトル/キャッチコピー考案について、実例をもとにご紹介します。(お客様に掲載許可をいただいております)
1ヒアリングで特徴をつかむ
開設されるホームページのタイトルと、ジムのキャッチコピーをご相談いただきました。
(本巣市の整体付きダイエットジム アフロディーテ様)
まずは、どこを打ち出すべきか?お会いしてじっくりとお話をお聞きしました。
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2デザインのご提案
ホームページのタイトルは4案ご提示。
SEOを考慮しつつ、ジムの特徴を表します。検索されるキーワードや数も調べ、「解説」に提案の意図を記載します。
キャッチコピーも4案ご提示。
軸となるような、想いを表す言葉です。「解説」に選び方・考え方のコツも記載します。
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3修正・完成・展開
ジムに通われている方の意見も取り入れつつ、お客様と何度もやり取りをしました。
そして決定したタイトルとキャッチコピーがこちら。
ご提案したホームページのタイトルは、検索結果でも上位に上がります。
競合が多いであろうキーワード「ダイエット 岐阜」で、なんと1位に表示されました。
キャッチコピーは、名刺兼ショップカード・ホームページヘッダー・ジムの窓サイン等、さまざまなアイテムに展開されています。
▼名刺兼ショップカード
▼ホームページのヘッダー
▼窓サイン
複数の案から選べるメリット
本当は、こんなに複数の提案をしなくても良いのかもしれません。
最初から1案しか出さない、といったデザイナーもいます。ヒアリングをしっかり行い、「お客様の求めているものはこれだ!」と言えるのであれば、それで良いと思っています。
しかし、私の性分なのでしょうか。複数の案の中から選んでいただきたい、という気持ちが強いのです。
デザインやコピーは、目の前に見せられて初めて、それについて考えられるのではないでしょうか。
その時、テイストの違ういろいろな案を見れた方が、考える幅も広がりますよね。
ご自身の見せ方・見え方を考える上でも、ぜひ多くの異なる案の中から「これだ」と思えるものを選んでくださいね。