岐阜県関市にある「関市ビジネスサポートセンター（通称セキビズ）」にて、一年間務めさせていただいたビジネスコーディネーターの職を、2019年３月退任することとなりました。
※セキビズとは、地元中小企業の「より良くなりたい」を支援し、起業家の「夢を実現したい」を応援する産業支援拠点です。無料相談を通じて、事業状況の確認から課題解決の提案・実行までを、ワンストップで継続的にサポートしています。
自分の強みに気づかせてもらった
私は月に２日の出勤でしたが、毎回５件ほどの相談に対応させていただきました。
- 個人事業主や企業の情報発信サポート
- キャッチコピーやコンセプトの明文化
- SEO対策を含めたサイトタイトルご提案
- 女性向けサービスに対するサポート
主にこのような業務を担当しました。
特に、キャッチコピーのご提案を複数回行いましたが、どの事業者さんにも大変喜んでいただけました。個人事業主の方だけでなく、企業向けのキャッチコピーも考案しました。
事業に対する想いやお客様に対する気持ちなど、多くのお話を聞かせていただいた上でキャッチコピーを考えるのですが、この「想いを聞く」という時間が、私はとても好きでした。皆さん、いい表情をされるんですよね。
そんな事業者さんの想いをきちんと表し、さらに独自の強みをプラスして魅力的に映るようなコピーを提案したいと思って取り組んできました。
そうして提案したキャッチコピーに対して、「すごい！私が言いたかったことです」とか「全部使いたいくらい。選べません！」などと、皆さん感激してくださいました。
その喜びの反応が、私にとってすごく励みになりました。
というのも、コピーを考えることに対して、自分でそこまで価値を感じていなかったのです。
（もともと会社員時代、商品を打ち出すコピーを考えることが好きで、独学で数はこなしていましたが、正式に学んだことはありません）
しかし、セキビズでの活動により、そこに価値があるということに、私自身が気づかせていただきました。これは今後の財産となる経験です。
セキビズでは、具体的に形になるような支援を行なっています。決定したキャッチコピーを、デザインスタッフの方がイメージ通りのデザインに仕上げてくれます。チラシだったり、ブログやホームページのヘッダーだったり。
キャッチコピーに息を吹き込んでくれるような感覚です。
他にも、打ち出したコンセプトに基づき、ホームページ作成のサポートをしてくれるスタッフがいたり。
セキビズのスタッフ間で、バトンを繋いで支援を形にしていくイメージです。
これは本当に素晴らしいと感じました。各分野の専門スタッフが連携して、事業者さんに伴走するのです。
支援方法に迷った時は、松浦副センター長にすぐ相談し、方向性を定めてきました。
セキビズスタッフの皆さんのことは、心から尊敬しています。
関市での経験を糧に
一年前ビジネスコーディネーターを始めた頃の記事「セキビズでビジネスコーディネーターを務めています」を振り返ってみました。
そこには、『地元の事業者さんがどんな問題を抱えているか、現状を知りたい』とあります。
私がビジネスコーディネーターの打診を受けてから、その想いはずっと胸にありました。
多くの事業者さんとお会いし、さまざまな問題や希望をお聞きしました。その中で「現場の感覚」を磨くことができたのではないかと思います。大変貴重な体験をさせていただきました。
一年間という短い間ではありましたが、本当に多くのことを学びました。私自身、成長させていただきました。
松浦副センター長はじめ、スタッフの皆さん、そしてなにより、関わってくださった事業者の皆さん。大変お世話になりました。これからも陰ながら、セキビズや事業者の皆さんのことを応援しています。
自宅からセキビズまで、車で通う道が大好きでした。
長良川を横目に、春夏秋冬 さまざまな景色を見ることができて、いつも癒されていました。
セキビズがある、わかくさプラザ西側の並木道や、田んぼの向こうに見える山々。関市の美しさに触れることができた一年でもありました。
あなたの事業を継続的に無料でサポートする、Bizモデルは全国に広がっています。
岐阜近隣では、岐阜県関市のセキビズ、岐阜県大垣市のガキビズ、愛知県岡崎市のオカビズがあります。
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