「ただでさえ育児と仕事に忙しいのに、さらに犬を飼うなんてスゴイね!」
子犬を飼い始めたことをFacebookに投稿したところ、こんな風に言われることが何度かあります。確かにそうかも知れないと思います。
これが「なぜ飼おうと思ったか?」を、改めて考えるきっかけになっています。
そして、忙しくても負担にならない飼い方のコツ、私なりに発見しつつあります。
ペットは家族をひとつにしてくれる存在
約1ヶ月前に子犬を飼い始めたわが家ですが、計画性があったか・なかったか?と聞かれれば、「なかった」と白状します…。このタイミングで飼おうと前から計画していたわけではないんです。
ただ、ずっと何年も飼いたかった。というか、将来的には「必ず飼おう」と夫婦で話していました。
主人も私も、子供の頃犬を飼っていて、犬が大好き。
私は中学生の頃から飼い始めていたのですが、私自身は思春期真っ只中。「父親と同じタオルは使いたくない」なんて思っていた時期でした(お父さん、ごめんね^^;)
しかし、犬が家族をひとつにしてくれていました。
外出先から戻る車内では「ゴン(飼っていた犬の名前)はどうしてるかな」「ゴンはこんな顔するんじゃない?」と、毎回犬の話題で持ちきり。
ゴンの話になると、家族みんなが明るい気持ちになりました。
最期、看取るときも家族全員で、悲しみを共有しました。
あの頃、犬がいたから家族がつながっていた。ゴンとの思い出は、ずっと心の深いところにあります。犬が教えてくれることは、とても大きいと感じています。
慎重なシミュレーションと家族会議
そんな犬好きの私たち。
特に私はペットコーナーに立ち寄ると、いつも飼いたくてたまらなくなっていました。
でも「仕事が忙しいから…」「かっちゃん(下の子)に手がかかるから…」と、毎回諦めていました。
だから、もうペットコーナーを覗かない!そう心に決めていました。
ところが…子供が立ち寄ってしまったんですねぇ〜^^;
私もワンちゃんを抱っこさせてもらい、店員さんと話をしていたら、やはりウズウズ(笑)
でも、気軽には命を預かれません。
店員さんに質問攻めです。「私が仕事中は、どこにどうしておけば良い?」「お金は毎月どのくらいかかる?」「クーラーはかけっぱなし?」etc…
一緒に暮らす想像ができるまで、疑問点を聞きまくりました。
一旦、落ち着いて家族会議です。主人とトコトン話しました。
本当に責任を持って飼えるのか。経済的に大丈夫なのか。
「いつか、いつか…」と思っていた私たち。
よく考えたら、犬の寿命は約12〜15年で、わが家の上の娘は今8歳。
今から飼うと、娘が20〜23歳になるまで一緒に過ごすことになる。
その頃には、家を出て行くかも知れない娘が、この家で犬を飼えるのは一度きりなのでは?
数ヶ月後に4歳になるかっちゃんも、だいぶ手が掛からなくなったし、赤ちゃんの頃から犬好きな子でした。子供達の情操教育のためにも犬を飼いたかったので「今から飼うのが一番だ!」と判断しました。
子犬がやって来た!
そんなわけで、7月22日にトイプードルの子犬がやって来ました。わが家に来た日を記念して、名前はナッツ(7/22はナッツの日・夏だし!)全員一致で決まりました。
わが家に来て数日。ご機嫌で元気でしたが、環境の変化から下痢をしてしまうナッツ。
動物病院に連れて行くのもひと騒動だし、心配な気持ちも大きかった。
そして毎朝、私が起きるとキャンキャン鳴いて下痢をするので、早朝ナッツのトイレを洗う日々。
私の仕事の方は変わらず待ったなし。かっちゃんは欲求中心だし、小3娘の夏休みスタートと同時だったこともあり、明らかに私の心労が増えていくのを感じました。
そうなると、免疫力って低下するんですね。ナッツを飼い始めて1週間で、私は熱で寝込みました…
悩みに向き合い、解決策を
そして、しつけの面でも困ることがありました。
ペットショップから言われた通り、最初の1週間はゲージから出したいのを、ぐっとガマン。
2週間目から、少しずつゲージの外に放して「犬との一体感」を夢見ていました。
しかし…
ゲージ内ではきちんと出来るのに、出すと部屋のあちこちにオシッコやウンチをしてしまう。
ゲージから出すと、別人のように?テンションが上がり、ぶつかりながら走り回るナッツ。
どうしたら良いのだろう?ー主人も私も、悩んでしまいました。
ネット検索しても、あらゆるしつけの方法があり、余計混乱してしまう。
そこで、わが家の状態とナッツを見て、どうしつけたら良いかアドバイスをくれる人を探しました。
お願いしたのは「ドッグスクールほずみ」の松村トレーナー。わが家に来てもらい、私たちの不安が解消するまでアドバイスいただきました。そして、松村トレーナーに言われた通りやってみることにしました。
いきなり部屋に放すのではなく、行動範囲を少しずつ広げて行く。その範囲内で失敗がなくなるまで続ける…ということで、「行動範囲」を確保するため、部屋をプチ改造。
▼子供達に使っていた防水マットを、ナッツ用に移植
▼ホームセンターでネットを購入、結束バンドで囲み枠を構築
▼この中でなら、家族とナッツがふれ合える!
忙しくても負担にならないコツ
松村トレーナーに言われたことを実践して行くと、ナッツの様子が明らかに変わり始めました。
落ち着き、無駄吠えもせず、おすわりやお手も上手に出来るようになりました。
私が仕事をしている間は、ゲージ内でひとり遊びをしたり、静かに過ごしているナッツ。
気分転換に遊ぶときは、遊び場で思いきりスキンシップを取ります。
犬と楽しく暮らすためには、やはり「しつけ」が大切だと実感する日々。
- 逐一おすわりさせてから行動する
(遊ぶためにゲージを開ける前・エサをあげる前・散歩に行く前等) - 噛んだ時はその場で叱り、遊びを中断・ゲージに戻す
- 吠えた時も短い言葉で注意。守れたら大げさに褒める
こんなことを気を付けていると、犬も学習し賢くなります。そうすると楽しく一緒に過ごせます。よく「子犬のうちが大事」と聞きますが、こういうことなのかなぁと。
長い目で見て、子犬のうちにしつけておくと、後がラクになるんですよね。
どんなことでも、悩みを引きずったり誤魔化したりするのがイヤな私。
さっさと解決できる方法を探します。悩んでいるより、専門家に聞いた方が早く解決できることも多い。
働いているママでも、「家族みんなで育てる」という話し合いがなされていれば、犬は飼えると思います。ママだけがお世話をすることになっては、負担が大きすぎます。
犬は可愛いけれど、責任と覚悟は夫婦ともにしっかり持っていないといけないですよね。
まだ始まったばかりのナッツとの暮らし。これから、家族みんなでナッツを大切に育てていきます。そうして、もっともっとナッツと仲良くなり、和性家に欠かせない存在になって欲しい。
今日はデザインの話ではありませんでしたが、お読みいただきありがとうございました。
ナッツのためにも、ますますお仕事頑張りますね(^^)