岐阜県ふるさと教育表彰の最優秀賞受賞、市長を表敬訪問【海津っ子 南濃みかんプロジェクト⑤】

海津っ子 南濃みかんプロジェクト』のメンバーとして関わらせていただいています。

プロジェクトメンバー:左から横山和樹さん(web&撮影)・西川崇さん(リーダー)・和性真澄(デザイン)・波多野恵さん(SNS)

岐阜県海津市立平田中学校の一年生53名が、地元で栽培されている南濃みかんについて学び、みかんジュースを商品化するプロジェクト。

子供たちがみかんの収穫を行い、製造工程を見学、ジュースのラベルデザインを行い、商品として世に出す。
その過程で、SDGsやSNS、商業デザインについて学び、クラウドファンディングで資金集めを実際に体験します。

中学校の先生方や行政の協力を得て、SDGsにつながる取り組みとして授業の一環に組み込んでいただいています。(写真は全て許可をいただいて掲載しています)

このプロジェクトの始まりと、ジュースのラベルデザイン授業の様子はこちらに書きました。
中学校でデザインの授業【海津っ子 南濃みかんプロジェクト①】

クラウドファンディングについての学び・活動報告作成の様子はこちら。
中学生の活動報告作成支援【海津っ子 南濃みかんプロジェクト②】

活動報告の発表・ラベル貼り・クラファン開始の様子はこちら。
ラベルデザインに投票お願いします【海津っ子 南濃みかんプロジェクト③】

ラベルデザインの投票結果はこちら!
ラベルデザインの投票結果発表【海津っ子 南濃みかんプロジェクト④】

 

岐阜県ふるさと教育表彰の最優秀賞を受賞!

子供たちと先生方、農家や工場の方、私たち事業者が共に活動する、海津っ子 南濃みかんプロジェクト。

嬉しいニュースが飛び込んできました!

本プロジェクトの取り組みが、令和4年度「岐阜県ふるさと教育表彰」の最優秀賞を受賞したのです。
(以下の表は岐阜県教育委員会ホームページより)

「岐阜県ふるさと教育表彰」とは…
ふるさとの魅力や課題を知る学習や、地域課題を探求する学習における、優れた実践をおこなっている学校を表彰するものです。

県内中学校の中で唯一選ばれた、名誉ある賞です。

 

海津市長と教育委員長を表敬訪問

最優秀賞の受賞報告を兼ねて、海津市長と教育委員長を表敬訪問させていただくことになりました。

子供たち・先生方と一緒に、私たちプロジェクトメンバーも同行しました。

表敬訪問なんて生まれて初めての経験です。新聞の取材も入ります。
みんな、海津市役所の会議室でドキドキしながら市長の登場を待っていました。

海津市の横川真澄市長です。
今回の受賞をとても喜んでくださいました。そして、子供たちと会話することを楽しみにしていたとのこと。

市長の地元と同じ地区の生徒もいて、気さくに話しかけてくださいました。

全員が好きなものを言いながらの自己紹介。
私は、以前からひそかに嬉しかった「同じ名前の市長」(性別は違えど、真澄です)にお会いできて光栄です、とお伝えしました。
それを聞いた横川真澄市長は「おぉ!」と喜んでくださいました。

市長は子供たちに「このプロジェクトで何が印象に残っていますか?」と質問を投げかけました。

授業さながら挙手をする子供たち。素敵な姿です。

それぞれ、印象に残ったことを発表していきました。このプロジェクトを子供たちがどんなふうに受け取っているのか、私たちも改めて聞く機会となりました。

その中で、ある男の子が発表した意見を聞いて、私は胸が一杯になりました。

「僕は、買ってくれる人や飲んでくれる人のことを想像しながらラベルデザインをするのが楽しかったです」

私がデザインの授業を通じて伝えたかったことが、子供たちに伝わっている。
しかも、それが楽しかったと。一番印象に残ったと言ってくれている。

聞きながら、胸に熱いものが込み上げてきて、ちょっと泣きそうになりました。年齢とともに涙腺が緩くなってきて困ったものですね。

 

海津市の将来を中学生と語り合う

市長は「海津市に何があったら嬉しい?」という質問も子供達に投げました。

野球が大好きな男の子は「球場が欲しいです」、女の子からは「買い物できる場所が欲しい」という意見も。

海津市の良いところ、海津市の人の温かさについても話し合いました。
中学生がこれから大人になって、どんな海津市だったら住み続けたいと思うか。熱い意見交換が行われました。

逆に、子供たちから市長への質問も。「なんでも聞いていいよ」と市長。
いろいろな質問が寄せられましたが、すべて丁寧に答えてくださる横川市長。

表敬訪問というのはもっと短時間で終了すると想像していましたが、たっぷり時間を取ってくださり、とても有意義な時間になりました。

 

新聞にも掲載していただきました

当日取材に来られた記者さんたちも、熱心にメモを取りながら市長や子供たちの話を聞いていました。記者さんからの質問タイムもあり、外部からこの取り組みを見ていただいたからこその貴重な意見もいただきました。

たくさん写真を撮ってくださり、とても素敵な記事にまとめてくださいました。さすが端的に分かりやすく書かれていて、感心しました。

みんなで「みかんポーズ」の写真です。

中日新聞平田中南濃みかんジュース記事

2023.01.29 中日新聞

岐阜新聞平田中南濃みかんジュース記事

2023.02.05 岐阜新聞

表敬訪問をしたり、取材を受けたり、新聞に載ったり。

子供たちも私たちも、普段なかなかできない経験をさせてもらえました。私にとっては、活動を通しての「ご褒美」のような時間でした。

 

クラウドファンディングありがとうございました!

このプロジェクトでは、学習の一環としてクラウドファンディングにも挑戦していました。
2023年2月18日をもって、募集を終了しました。応援してくださった皆さん、ありがとうございます。
以下の画像をクリックすると、クラファンページに飛びます。

クラファンページには、この活動をこの地で始めた理由が詳しく書いてあります。私たちメンバーもメッセージを書きました。

地元の子供たちが主役になって、周りの大人が伝えていく「つなぐ」プロジェクトです。

子供たちの心に、何か少しでも残ってくれたらいいなぁと思います。

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